2015年03月17日

ノンバーバルコメント

昨日やったノンバーバルの学習と交流会の感想のコメントを読んでいて感じたことを少し(感想自体は後日二宮がアップします)。

「感じ方は人それぞれ」や「人によって受け取りが違う」という感想。
ノンバーバルの学習は、クライアントが言語以外で発しているメッセージを受け止める訓練をしています。
カウンセリングの学習では、「同じ状況でも人によって感じかたは違う」が正解ですが、ノンバーバルの学習としては「同じノンバーバルを受け取ってもカウンセラーによって感じかたが違う」はいいことではありません。クライアントが感じているのと同じようにカウンセラー皆が感じるのが望ましい姿。
バラバラ(自分が他人と受け止め方が違う)のを是としてはいけません。
一方でこの感想が言いたいのが「同じシーンを想起しても、クライアントによって感じ方や受け止め方は違う(ので表出の形も違う)」というのであればその通りです。
しかも、言葉で言っている以外の複数の気持ちが混じっていることもよくあります。

私が大学時代、恩師の藤原勝紀先生から学んだ一番最初のメッセージは「アンビバレントな存在としての人間」です。好きだけど嫌い、行きたいけど行きたくない、愛すればするほど憎い。人は二律背反の想いがあって当然なのです。
ノンバーバルの難しさは、もともと表出するものの見分けが難しい感情があるだけでなく、驚きの後に悲しみが来るや、怒りと軽蔑と同時におこる等混在しているからです。

今回の訓練は、感情が付随するシーンを想起してもらい、その時のノンバーバルを観察し、感情を類推する、というものでした。
大事なのは「想起しているシーン」と「表出された違い」、の蓄積。
日常は表出されたノンバーバルを見たとしても、内面で何が起こっているかは分かりません。なので、どの表出がどういう感情の手がかりなのか繋がりにくい。
数を経験することで、手がかりのストックができ、類推しやすくなるのでは、と個人的に期待しています。
(女性は女同士のやりとりの中で、感情と手がかりの繋がりを蓄積するチャンスが男性よりも多そう)
私自身のストックの為にも、ノンバーバルの勉強会を継続したいと思っています。

そしてもう一つ。
今回の感想に「気」や「念」の話を書かれている方が散見されました。
気や念もバーバル(言語)ではないのでノンバーバルの一種です。でも、今回やっているのはそういう第六感を高めろと言う内容ではない。気や念のように普通では感知が難しいものではなく、表情、姿勢、態度、声等ちゃんと観察できるもので推測する感度を高める、というものです。
気や念を強く感じる人はそこも観察対象に入れてもいいのですが、そこまでの要望を私はしていません。

私が藤原先生から昔言われた言葉。
「言っていることには意味がある。言わないことにも意味がある。全てのことに意味がある」
バーバルを大事に、だけでなく、バーバルであえて表出されないことにも気を配り、ノンバーバルも理解しようとする、ってことなんでしょうね。

より深くクライアントを理解するために、一緒に勉強していきましょう。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリアカウンセラー:ネットワーキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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