2013年10月15日

指導演習勉強会質問への回答

10月13-14日で実施した指導基礎演習の質問への回答です。
結局指導をするのを3回、カウンセラーとして指導を受けるのを3回に増やしたら、みんなフラフラヘロヘロで頭がクラクラしていたみたいです。

Q:口頭試問の答え方が何回やっても上手くいかない
A:基本大半の部分は論述で求めている答えと同じです。つまり、「そういう視点を持ってほしい」というメッセージ。変化するものに即座に答えるのは難度が高いので、論述のような固定物で考え方を練習するとよいと思います。そうすると慣れてきます。
やった結果答えるものは、最初はゆっくりでいいのでしっかり考えて答える練習をするとよいです。回数やると早くなります。
Q:自己紹介で2級検定対策をしていると伝えていいのか?
A:熟練性を表現してほしいのでどういえば同じ事実が凄そうに聞こえるかです。更に言えば、履歴書の書き方と同じで、凄そうな事実があればその事実を入れる。人数や年数や合格率などです。
別に言ってもいいけれど、2級検定対策をしているよりも「熟練レベルキャリアコンサルタントを目指す人の指導」を「約**人」とか「約3年」とか、或いは10人教えて5人合格した、とか。
要は指導してもらいたいと思うような事を話すわけです。
Q:口頭試問で弱みはどう伝えたらいい?
A:知りたいのはセルフアウエアネスができているかどうか。指導シーンを見ればその人の弱みは直ぐ分ります。弱みを弱みとして自覚し変える意思があれば改善されますが、気づいてなければ改善は見込めません。
なので素直に言えばいいです。弱みがあっているかが問題。
基本的に、検定の時だけでなくロールプレイを録音し、自分で聞き、課題を意識しておくといいです。
大体検定でもそれが出ています。
Q:解決策のバリエーションを考え付かない。これは経験を積むとか知識を増やすしか手立てがないのでしょうか?
A:ちゃんと手立てが2つも分かっているのでそこからやりましょう。基本の忠実なのが結局は早道です。
Q:指導プランが難しい
A:論述でも具体的にどうするかを聞かれますが、多数ある受講生の課題の中で何を選び、その課題を理解し乗り越える為にどの部分をを使って、どんなことをするのか、が具体的な計画です。
口頭試問でどういうかではなく、まず「意図を持って指導する」のが重要であり、それが指導プランを考えるという事です。意識していれば回答できるはずです。
Q:「職業倫理を理解し、自己理解し、高め続けさせる」(キャリアカウンセラーのプロとして成長させる)ということについて、雇用されている身としては雇い主側の意向との狭間に立った時の対処の仕方(身の振り方)についてもやっとしています。
A:倫理問題の指導は指導者にとって特に重要な指導テーマです。要は自分自身の倫理問題の対処の理解が低いから指導もできないという事なので、倫理問題についての理解を深めてください。
倫理は講座を開いても人気がないのであまり開催されないので学習機会が少ない。
ココに参考書を書いています。
http://xn--cckva6n2a9027a6l0c.jp/article/369936906.html
Q:やっぱりスーパービジョンを受けてみたい
A:パワーがかかるのであまり世の中に商品として出回っていません。大体各団体で今後売り物として伸ばしたい人に対し限定的に提供されている程度だと思います。
キャリ協の実務研修で新人の実施ですが受けることできる場があったので、そういう機会をうまく使ってください。
Q:問題の絞り込みが遅い
A:根拠なく絞り込むよりもゆっくりでも根拠を把握し、どこをやるのが受講生の成長につながるか考えてやった方が効果が出ます。最初は丁寧に考える練習をし、回数することでその丁寧な判断を早くやれるようにしましょう。早くすることだけをゴールにするのはよくありません。
Q:30分で指導関係構築がうまくいかなかった場合どう口頭試問でまとめたらいいか?
A:関係が出来てなければどうせダメなので言い方の工夫をしてもあまり意味がありません。それよりも指導関係ができるように工夫した方がいいです。
Q:問題を掴む-目標、が未だに苦手。
A:受講生が思っている問題・目標と、指導者としての評価がココには関係します。まず受講生が思っている問題・目標であれば、簡単な方法は私がいつも書くカウンセリングのプレスのフレームをシートに書き、「それぞれ自分はどんな風に自己評価してますか?それはこのケース記録の面談では具体にどういう風に表れていますか?」と質問し、本人が思っている問題点とその具体的な事例を共有し、「では今後どんなふうに成長したいと思ってますか?」と質問すれば、受講生が思う問題・目標は共有できます。
評価の方は、各プロセス評価する観点が分かっている事と、実際に実施した面談を論理的に(事実と評価する観点を把握し)評価することが重要です。
Q:論理的でないので、その作業と訓練方法
A:論理性については子供向けや学生向けの本もけっこう出ています。ロジカルシンキングのような高度な本でなく、簡単なものでいいので1冊読んで練習るとよいと思います。
Q:講義のチェックシートで3だけプラス(+)マイナス(-)があるがなぜか?3ではダメなのか?
A:技能検定の場合各要素毎60/100以上というような基準があります。600/100以上は5段階だと3+(3プラス)以上程度。3では不合格。なので、3だけプラスなのかマイナスなのかをつけさせています。

質問への返事を書いたので、私の3日の福岡での勉強会がやっと終了。
あー疲れた。

とりあえず今日の夜は早く寝たいと思います。
目標7.5時間睡眠(忙しくなると寝ないモードに体が切り替わり、疲れていても3−4.5時間で目が覚めて寝れないのです。まあそれでも生産性落ちずに仕事できるのだけど、疲労感が取れない)。
いつでもどこでも寝れる人が羨ましい。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 10:54| Comment(3) | TrackBack(0) | よくある質問への回答 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
春秋先生
2日間お疲れ様でした。
確かに最後はヘロヘロでしたが心地よい疲労感でした。

また、早速の質問への回答ありがとうございます!

解ったことと出来ることの差を埋めるべく…
キャリアコンサルティングの価値&CLの価値をさらに高めるべく精進します。

今後とも宜しくお願い致します。
Posted by ふかちゃん at 2013年10月15日 20:02
ふかちゃんさま

投書ありがとうございます。

そういえば学習の方法で、主語が色々あるのになれるために論述問題のフレームで多数解いてみるのが有効だと思います。
例えば検定本のビデオの2本は不合格レベルですので、逐語だけどあれを素材に論述の設問で答えてみるとか。
ネットワークでロープレのケース記録(他人に見せてもいいもの)をお互いに共有し、それで回答してみる、とか。

工夫して経験値を増やしてください。

では頑張って。

来年もよろしくお願いします。
Posted by 田中春秋 at 2013年10月15日 20:38
田中春秋様

1級第5回論述問題で、事例1(必須問題)についてご質問します。
問1.相談者Aの問題とその根拠
根拠の書き方がよくわかりません。
以下のまとめ方でよいのでしょうか。ご教示くだされば幸いです。

相談者の発言からわかること。
@ 仕事を誰も手伝ってくれない、認めてもらえないという仕事遂行上の不満、
A 給料が社員の半分しかないことに対する不満
B 辞めたい気持ちと辞めることへの不安
「日曜日の夜はなかなか寝付けないことからわかること」
C メンタルヘルス上の問題を抱えている可能性

@からBは発言そのものからわかることだし、Cは発言内容から、
推測されることなので、根拠は書きやすいのですが、@からBはどうまとめればよいかわかりません。


Posted by 杉並区の土井 at 2016年09月12日 21:16
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