2013年07月09日

お金関係相対ポジション(所得・資産の分布)

中高年の支援をする場合、お金のデータは結構大事です。
「こんな給与では暮らせない」というリストラされた大企業の社員の支援の時とか、今までが以下に恵まれて、いくらで普通の人は生活できている、と客観的に理解してもらうには、統計データは重要です。
自分がどのぐらいのポジションにいるのか?
自分の家は収入多いのか、少ないのか?
自分の家は資産多いのか少ないのか?
今求人に出ている仕事で我が家は生活できそうか?
日本全体の中のポジションが分かるデータを探したので、忘れないように記録しておきます。

@年収(個人年収)
国税庁民間給与実態調査(23年分)
http://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2011/pdf/000.pdf
〜100万円 9%
100〜200万円 23%
200〜300万円 41%
300〜400万円 59%
400〜500万円 73%
500〜600万円 82%
600〜700万円 88%
700〜800万円 92%
800〜900万円 95%
900〜1,000万円 96%
1,000〜1,500万円99%
1,500万円〜 100%
*パーセンタイル=少ない方から数えて何%かで表示

A年収(世帯年収)
厚生労働省国民生活基礎調査(22年)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/2-2.html
〜50 万 円 1.0%
50〜 100万円 6.9%
100〜 150万円 13.2%
150〜 200万円 19.9%
200〜 250万円 25.7%
250〜 300万円 32.3%
300〜 350万円 39.2%
350〜 400万円 45.7%
400〜 450万円 52.0%
450〜 500万円 57.2%
500〜 600万円 66.4%
600〜 700万円 73.4%
700〜 800万円 79.6%
800〜 900万円 84.4%
900〜1000万円 88.4%
1000〜1100万円 91.3%
1100〜1200万円 93.3%
1200〜1300万円 94.7%
1300〜1400万円 95.9%
1400〜1500万円 96.7%
1500万円〜 100.0%
*パーセンタイル=少ない方から数えて何%かで表示

B資産(家計資産=金融資産-負債+住宅宅地資産)
総務庁 全国消費実態調査(21年)
http://www.stat.go.jp/data/zensho/2009/shisan/yoyaku.htm
家計資産
1000万円以下  28%
1000-2000万円 45.5%
2000-3000万円 60%
3000-4000万円 70.6%
4000-5000万円 78.3%
5000-1億円   94%
1億円以上   100%
*パーセンタイル=少ない方から数えて何%かで表示

C資産(純金融資産)
野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/news/2008/081001_3.html
金融資産
3000万円以下 79.4%
3000-5000万円 92.7%
5000万-1億円 98.2%
1億円以上  100%
*パーセンタイル=少ない方から数えて何%かで表示




自分(田中)は「中」ぐらいと思っていたけれど、けっこう恵まれていた。
結婚相手の求める年収が500万円とか1000万円とか聞くけれど、500万円と言った時点で3割しか対象がおらず、しかも年齢が高い人ばかり。1000万円だと4%しかいない。
これで顔や性格まで条件を付けたら、結婚する候補がいないのは当たり前。
50パーセンタイル(全体の半分)で見ると、個人の収入は300〜400万円の真ん中位。
世帯収入は400〜450万円の間位。
家計資産(金融資産ー負債+住宅宅地)は2284万円(2人以上世帯)

もう少し細かくデータを見ると、収入も資産も高齢者に相当偏りがある(特に資産)。

うちの親は2人とも小学校の先生で、「うちは貧乏だから」とマネージメントされ、私など「弟もいるので私立の学校に行かせるお金がない」と偏差値約70の高校受けるのに滑り止めも受けさせてもらえなかった(ボーとしていたので、それが普通でないことに気が付かなかった)。

個人所得は小学校の先生はまあ平均ぐらいで年を取れば高くなるぐらいだけれど、我が家は両方とも校長までなっている。今は校長は1000万円ぐらい年収あるようだが、30年前は900万円ぐらいか?
でも、900万円だとしても、個人で上位5%程度だし、世帯収入だと1800万円だと上位2-3%になる。
(本当のお金持ちは民間給与などの統計に入らない自営の社長なので上がどっさりいるが、少なくとも貧乏ではなく客観的には金持ち)
高校受験の頃はもっと少なかったにしても、それでも世帯収入は少なく見ても上位2割に入る。
うーん、騙された・・・

このデータを見ると、結婚し、奥さんが子育てで退職せずに平均位で仕事を続けていければ、実は世帯としては金持ちであることが分かる。
個人年収350万円×2で、世帯年収700万円取れれば、上位約2割のポジションになる。
年収の高い彼氏を探すより、サポートしてくれる親がいる普通の人でもOK(国策で育児のサポートの仕組みを作るとごくごく普通の人でOKになる)と考えた方が、結婚出産がスムーズに進み、日本の未来も明るくなる。

特に、奥さんの母親が近くに住んでいて、できれば同居できるぐらい家が広くて、孫の面倒見てもよい、という働き者奥さんを貰えば、旦那の甲斐性は普通でも相対的には優雅にやっていける。家付きババ付は理想物件。

オランダは共働きをしやすい社会に変え、競合他国に競える賃金の安さと、生活の質の改善を実現したが、日本でも同じことが有効そうな気がする。

ご参考まで

自分の家族の相対ポジションを確認すると、もっと頑張らないとまずいのか(あるいは質素な生活を心がけるか)、普通と安心できるか、恵まれていたと感謝するかはっきりします。



posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 21:07| Comment(2) | TrackBack(0) | キャリアカウンセラー:必要な能力・知識・資格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みなさん、本当にどのくらい金融資産があるんでしょう?
会社の同僚含めて、ない、ない、ってみんな言いますよね。
私も同じことを言っています。
でも、ここ数年前で私はかなりの金融資産持ちとなってしまいました(相続です)。
収入は上記統計によると上位4%(意外なのですが)ですが、純金融資産はたぶん、上位0.01%に入っていると思います。不労所得だけで、給与を上回ってしまいました。
急に変わった訳ですが、お金はないと言いながら、買い物のときも、値引きを意識して買っています。高い、高いと言いながら。
なんか、周りが言っていることが、何となく信用できませんね。
Posted by KM at 2014年02月15日 17:10
KMさま
給与が上位4%で、資産が上位0.01%とは羨ましい。
親が持っている人で、相続で引き継いで持っている人になってしまった、ということですね。
人は自分の行動を普通と感じるので、自分が信じられないから周りが信じられないのでしょう。
周りは基本統計で全体像見れますので、お金があるのはKMさま他一握りです。
でも、自分で努力せずてに入れたお金で結局破滅する人もいるので、「お金がない」とこれまでの生活でやって行くのは良いと思います。
金融資産持つと減る時人生の修行できますよ。
私もリーマンショックの頃、数10万毎日負けていて、日々の労働収入以上に損する日々が続きました。不労所得だけで給与を上回るの逆、給与以上に株で損する日々。
おかげでお金で一喜一憂しない精神力を獲得できた(収支計算から逃避した)のですが、株の下降局面は辛いですよ。
投書ありがとうございました。
Posted by 田中春秋 at 2014年02月16日 05:51
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