2013年05月06日

論述勉強会質問への回答

昨日今日福岡の自宅でやった論述勉強会の分からない事・質問への回答を列記します。

Q1:表現方法。短くとは箇条書きでも論理的ならよいのか?
A1:どう書くかよりも、クライアントにどう伝え、どう実行するか、です。
問1、問3の前半はクライアントにどう答えるか(どう共有するか)をベースに考えます。
箇条書きで書くということは、例えば問1では
「あなたにとっての問題は、1)仕事は充実しているが家族の時間がうまくつくれなくて困っている 2)その対処方法として転職を考えているが、本当にそれがいい方法なのか自信がない この2つだと思うのですがよろしいでしょうか?」というというだけのこと。別に箇条書きだからと言って困るわけではありません。
問2、問3の後半の場合は直接表現としてクライアントに言わないことも多いので、別に箇条書きでも何も困りません。
つまり、箇条書きでもいいですよ、ということです。

Q2:第9回目の論述で、CLは社内異動は眼中にないようなのに、方策の中で「社内では・・・、社外では・・・と情報を与えることでCLが受け入れるか疑問。
A2:カウンセラーがCLが転職と言っているので転職だけ検討すればよいと思っているのならしかたありませんが(単にカウンセラーの力量不足)、問2でカウンセラーが営業で顧客のニーズをくみ上げる力やコミュニケーション力が付き、それは良いSEになるために必要な能力である、と気づいているのであれば、CLが気付いてないから転職させればいいというスタンスは倫理的ではありません。問題はどうすれば受け入れるかです。
大きくは関係性を深めCLが聴けるタイミングを見究め伝える方法と、クライアントが求めるゴールに紐づけて違和感ない形で提示する方法とがあります。単に言っても受け入れません。
まずは一番の基本である関係性を深め、「転職しか方法ないと思っているかもしれないけれど、人事の気持ちを動かせば2年待たなくても移れる可能性もあるので、理想のSEになるにはどの道がいいか、幅広く検討した方が良いと思うがどうか?」というような提案を入れたうえで「社内」の話をする等やれるようになってください。関係つくりがうまければ面談は自由です。

Q3:自分の面談もこれにならっておこなえているかと考えさせられました。
A3:論述の問題は実際の面接で関係構築以降どうすすめるか、の知的理解と同じなので、実際の面接にあわせて考えると理解が深まると思います。自分の面談とシンクロさせて考えてみてください。

Q4:回答用紙の広さと回答の長さは関係があるのか(イメージとして論述問題は用紙の7割ぐらいは埋めないとダメな印象がある)手短にすっきりまとめると回答用紙の空白が目立つ。
A4:論述は学科試験ではなく実技試験です。実際の面接では長く話せば話すだけ、分かってないと感じます。なので、欄を埋めることを意識するのではなく、どう言えば共有できるか、誤解されないかを優先してください。
蛇足ですが、面接の口頭試問も同じです。口頭試問10分だから、10分ギリギリまで話した方が良い、と考えていると、それを聞いた方は「話が長くてどうわかっているのか全然わからない」と感じます。質問に対し、スッキリわかりやすく答えてください。

Q5:フリーのカウンセラーとして収入を得る方法を教えてほしいです。
A5:http://xn--cckva6n2a9027a6l0c.jp/article/195855227.html
等を参考にしてください。
私のブログ
http://xn--cckva6n2a9027a6l0c.jp/
に他にもいくつか手がかりを書いています。
基本は、行動変容を安定的に提供できるAクラスのカウンセラーであれば、企業特に人材サービス企業が
本来けっこうな給料を払ってでも欲しい人材です。

Q6:「見立て」でもっと自分の考えの幅を広げたいのですが、何かいい方法はありますでしょうか?
A6:認知的アプローチを勉強するとうまくなります。私がやっている講座だとGCDFの方はキャリアカウンセリング協会で國分ビデオで学ぶ・・・1日コースで、GCDF以外の方は、キャリア協議会の面談力強化講座専門コースの認知編(今ホームページ見たらなくなっていました。日程あまりあげれなかったので今年は諦めたのかも)、私も2年に1回ぐらい認知的アプローチを学ぶ、という講座をキャリア研修センターでやっています。
私の講座を待っていてもいくになったらやるか分からないので、まずはエリスの論理療法の本を読むところから始めてみてください。

Q7:論理的思考が難しいと思いました。カウンセリングの時は相手の顔が見えるので直感でやれるので、文章もダラダラになってしまいます。
A7:ビジネスの世界でも「問題解決」の質を上げるために「論理思考ができるようになる」と求めるので、後半工程を考えると是非論理思考やロジカルシンキングの導入書等読んで力をあげてください。
更に言えば、論理思考は異文化の人とコミュニケーションするためには絶対に必要なコミュニケーション理論です(阿吽の呼吸の同質文化ではそれほど求められませんが、価値観が違う相手とコミュニケーションするために作られた方法と言ってもいいくらいです)。いい機会のなので頑張って学びましょう。

Q8:たくさんある目標、方策から、CLの心理ステップにあわせて設定するのが難しいなと感じています。現実社会と照らし合わせながら考えるのがなかなか難しいです。
A8:その通りだと思います。すぐにはできなくても、少しずつうまくなっていってください。

Q9:目標設定の方法。自分の目標設定が低い気がしてました。
A9:クライアントがあなたとわざわざカウンセリングしたいと訪問し、お金を払う訳ですから、最低でもここまで進まないと来た意味がない、金払いたくない、と思う様なゴールがあるはずです。せめてその最低以上の目標でないと、プロとしては成立しません(アマチュアでお金を貰わないのであれば、下手で進まなくても仕方ないと思ってもらえるけれど、プロには期待がある)。それ以上の目標を共有し、実現できるようになってください。
よくある低い目標は「一緒に考える」とかいうもの。面談をはじめ一緒に考えただけで目標達成になります。でも、それではCLは満足しないと思います。

Q10:何度も言っている感情・表現を網羅して回答用紙に書き込もうとしていたことで、長文になる事がありました。
A10:国語の問題です。作者が言いたかったことは何か、50字以内で記せ、と言う問題が出るように、相手が言っていることを適切に要約することは「理解している」証明になります。
切り捨てる勇気を持ってください。

Q11:面談中に「こう思っているです」と相談されると、目標設定する前にすぐ行動を促してしまう。これでは相談ではなくなっていたのかな、と思っています。
A11:問題・目標を共有する前に解決策を掲示しても、効果はあまりあがりません。
問題・目標を握るまでは解決策を提示しない、と意識するだめでも、面談はうまくなります。

Q12:得意な戦略(型)をつくったほうが良いのかどうか?
A12:どの理論でも深めると似てくるし統合的になってきます。
色々な理論を理解するためには何か土台があった方が「違い」として理解しやすい。
得意な型1つ。その型が苦手な問題を解決しやすい補助的型をもうひとつ。最低2つの型を持つ事をお薦めします。1級レベルになると、色々な理論を使い分けできるようになってほしいのですが、入口は得意技1つからです。

Q13:どこまで書き込んでいくのか。説明が足りないと伝わらないが、書き込みすぎると逆に分かりにくくなる。
A13:こういうのは塩梅(塩加減)です。少なすぎたり多すぎたりしなから、いい塩加減を体得してください。

Q14:論述とロープレと同じことは分かるのですが、ロープレが難しい(面接の試験対策も開いてほしい)
A14:難しいからどうするかです。誰かに与えてもらう事を期待しても、なかなか誰も与えてくれません。
面接をひとりで体得するのは難しいので、仲間を募り、周りを巻き込むのが問題解決の基礎。スカイプでも電話でも練習にはなるので、仲間を見つけ高めあってください。

Q15:勉強不足なのか、頭がまわらないのか、先生の話が早くて理解できていないと思います。教の勉強を振り返ります。
A15:早くて済みません。3時間で約10人×2ケースの回答に全てコメントしようとしたので、十分質問もできないまま次に進めたことお詫びいたします(基本的に私のスピードは速いのでゆっくりかみしめたい方は苦労していると思います)。自分の分はよくわからなくても、多くのケースを通して結局同じメッセージしか言っていませんので、振り返る事でメインメッセージを捉えて頂きたいと思います。

以上です。
勉強会参加お疲れ様でした。

勉強会に参加されていない方も、検定論述で迷っている方は、何か手がかりがあるかもしれません。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリアカウンセラー:セミナー勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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