2012年02月14日

中高年??の活用

子供が生まれず、中高年が増え、年金も維持できず、年金まで仕事がない中高年であふれ、日本はもう駄目だー・・・・

一歩身を引いて考えると本当にそうかなー、と思い始めました。

例えば「中高年が多くて労働者2人で高齢者1人を支えなきゃいけなくて日本は維持できない」みたいな論調。
中高年とか高齢者、というこの定義からしてあやしい。

「中」とか「高」とかいう言葉は、平均が変わると変わるはずです。信長の時代「人生50年」と言っていた訳ですから、信長の時代と今とでは引退の年齢は違うはず。寿命は長くなり、しかも医療の発達で年をとっても元気なわけですから、以前に**才定年、と年齢で決めたから今「制度が持たない」となっている訳ですが、以前が5人で1人を支える社会だったとすれば、年齢の高いグループの約15%(年齢偏差60以上)が引退、みたいな社会になれば、制度も持続可能です。
みんなの寿命が長くなったから仕方ない、別に60才でも母集団の中ではまだ「普通」ということです。

この考えだとみんなの寿命が長くなるのだから長く働かないといけません。
でも人生の中で定年退職楽隠居している年月比率ってどのくらいがいいのでしょう?
60で定年で90で死ぬような人生の1/3楽隠居は長すぎるんじゃないかなー。元気を持て余してします。仕事は基本はけっこう楽しいものです。仕事ないと人生つまらないし・・・。

子供が少なくなって、これまでよりも年齢が高い人間や女性が働かないと日本の労働力維持できないのだから、年金までの仕事がない、という心配は矛盾した話です。単に年齢が高い人間の能力と不足する仕事がうまくマッチングできない、という問題ではないでしょうか?

最近40代50代のキャリア研修を頼まれることが増えているのですが、
「年上のメンバーが配属されたとき、活用できる年長者と活用しにくい年長者の差」を受講生同士でディスカッションしてもらうと、年長者は体力・記憶力は衰えているけれど、経験や知識や人の使い方もうまいので「(感情や意味を共有できる)コミュニケーション能力があれば十分戦力になる」と気がつきます。

だとすれば、
1)(感情や意味を共有できる)コミュニケーション能力を社員に徹底的に叩き込む
2)体力の衰えをカバーするマシンの量産化を行う
ということでけっこうなんとかやれそうな気がします。

1)はキャリアカウンセラーが育成者として企業内でももっと活躍するという話
2)は世界で最も早く少子高齢化の問題に日本が直面しているのだから、ここで作った機械で今後世界の高齢者サポートツールのデファクトをとって日本製品が世界中に拡がるという話

不安に思うよりそろそろ前向きな対処を一緒に考える時期ではないか、と思い始めたのでした。

ピンチはチャンス。
もうひと踏ん張り、いい仕組みを実現しましょう。世の中はバレンタインで華やいでいるのに、私は昨日も今日も明日も出張で家を離れ昼間は延々カウンセリング、夜はひとりでホテル暮らし。さみしいねー。
デザートにチョコケーキでも買って帰るかー、って感じです。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 16:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 企業:キャリア施策事例総論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
追加です。
今男性の平均寿命を見たら、
S22約50歳
S35年約65歳
S60年約75歳
H22年約80歳
寿命が延びた分全部楽隠居にすると、それは社会全体とすると歪むのは当たり前ですね。
データをみると
1955年(昭和30年)は定年大半が55歳というのがありましたので、平均寿命と同じぐらいになったらさすがに全員引退しなさい、というルールだったようです。

Posted by 田中春秋 at 2012年02月15日 12:41
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