2011年07月28日

キャリコン指導者レベルへの学習について

最近、キャリアコンサルティング協議会で、実践力向上講習「指導レベル入門コース」の講師をやっていることもあり、「私の研修で使っているシートが検定の問題と同じだ」と言われている方がいらっしゃるとの噂を聞きました。
誤解ですので修正したいと思います。

1)検定の問題の内容は委員会を作って作成し、その内容は守秘義務があり当然ながら内容や採点基準については外部に出ません。
例えば指導レベルについても、「A:問題を作る人」「B:評価をする人」「C:指導レベルのスキルに育てる人」がいるわけですが、AとBは兼ねても問題はありませんが、AとC、BとC(特にBとC)は難しい二重関係になるためにできるだけ避けたほうがよいわけです。
この「内容を出さない」運営は結構ひどくて、私はキャリアコンサルティング協議会が出している熟練レベルのガイド本
http://www.career-cc.org/blog/?p=647
の論述や面接等実技の解説を書いていますが、その解説を書く時も、過去問ですから「こういう基準で評価した」とか「ここをチェックしている」とか教えてくれればいいのに、「問題文」だけを渡されて、「これで解説を書いて」と言われて書いているです。
このように情報の守秘については結構身内に対しても厳しく運用されていす。
(ちなみに私は育てる人側を選んでいるので採点や作問委員には参加していません)

2)具体的な問題や具体的な評価基準や合否の決め方、は委員会の中だけの秘密ですが、指導者に対し何を求めていて、どういうことを評価するべきか、という内容は既に開示されています。
今指導レベルに向けて何を勉強するか、という内容の原稿を書いている(お盆までには私のHPにアップしようと計画)のですが、検定が気になる方はまずはそういう資料を確認するとよいのではないかと思います。
私だけが知っているのではありません。
その開示されている内容に加えて、アメリカでスーパービジョンでは何を求めているか(何を評価の視点にしているか)や、国でスーパービジョンの試行モデルとして実務的試行研修(実務研修)で6年間指導者訓練を実施した時に指導結果の評価の視点(この指導者訓練は6年とも私が実施しています)等をあわせると、一般論として「よい指導を行うための視点」を作成することは可能です。
私は(力はなくても)検定に合格するための訓練ではなく、本当の力を伸ばす為の訓練をしたいと思っています。
私が研修で使うシートは、「検定に出る」ではなく、「力を伸ばす」為のものと思ってください。
この部分は学習法を書いたらまたご紹介します。

3)検定に出るシートと言われても・・・
噂のシートがどれなのかはよく分かりませんが、国の事業でやっている指導者研修のシートは6年前に作ったものですし、キャリアコンサルティング協議会の「指導レベル入門コース」のシートは昨年東京の技能仕向けの勉強会で作ったものですし、それ以外にキャリアカウンセリング協会の「スーパーバイザー育成研修」で作ったシートは3年前に作ったものです。
で、実際の指導者の検定の問題は12月実施に向けてまだ固めている最中でしょうから、検定の内容を私が真似ることは物理的に不可能です。
あまりその手の「テストに出る」という情報に踊らされないようにしてください。

まあ色々書きましたが、過度に検定の問題を追いかけるのは無駄ですよ、と言いたいだけです。
よりよい指導者の力をつけるのが先。検定はそれがついている人を選別する手段ですから、力量を高めていれば(試験が適切であれば)検定も合格するはずです。

学習法についてはしばしお待ちください。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | よくある質問への回答 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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