2009年05月29日

オランダモデル

最近読んだ本2冊に「オランダモデル」のことが書いてあり、実は日本の少子化対策にも有効では、と感じたので紹介します。

まずは平成17年国民生活白書のコラムから年http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h17/10_pdf/01_honpen/pdf/hm020203.pdf
「オランダにおけるワークシェアリング」というテーマで、オランダモデルはワークシェアリングの説明の時によく出てきます。

オランダは深刻な不況対策として「賃下げ」「時短」「政府予算削減」を実施します。
実に日本でも起こりそうな話です。

これと前後して同一価値労働同一賃金が徹底されます。

結果、派遣や短時間労働がしやすい環境(ワークシェアしやすい)ができた訳です。

政府は攻めに転じます。
昔は旦那が働いて奥さん家という日本と近いスタイルだったのを、「コンビネーションシナリオ」=夫も妻もパートタイマーで、家計所得の1.5倍増を追求する一方、夫も積極的に家事をするという施策が推奨され、共働きが一般化しました。



この施策の結果、近隣諸国に比べ「安価でフレキシブルな労働力」がオランダでは手に入ることになり、失業率が低下し経済再生を実現しました。

日本は賃下げしたってアジアの仕事をとれるわけではないので
・同一価値労働同一賃金が徹底し、
・派遣や短時間労働に参加しやすい環境を作り、
・世帯所得1.5倍を目標に男も家事をもっと分担する
という社会にすることで、

「結婚した方が生活しやすい」という、「1人では食えないけど2人なら食える」を実現することが、失業率対策だけではなく、少子化対策にもなるし、長期的な労働力不足対策にもなります。

結婚したら子供ができるだろう、ではく、少子化対策をもっと確実にするならば、これに加えて、政府予算で年収少ない人は超安価(無料)で子供をしっかり預ける仕組みを作ることだと思っています。

新生児の数は年110万人前後。
日本の完全失業者数は近年300万人以上。
失業給付を受けた人だけで言えば2009年2月は約70万人。
極端に言うと、失業給付をもらう人が労働しない日は5人の子供を預かって面倒見るのを失業給付の条件にすれば、3歳までの子は全員預けることができる(タダとか格安で)。生活保護の数も約110万世帯。病気等もあり働けない人もいるのだが、母子家庭等子供が理由なら他も子も一緒に面倒見れば結構な率のカバーができる。

これはただの数のイメージの為に見たのですが、今の「タダお金を渡している福祉」から、病気等で働けない場合は現状の福祉維持だけれど、基本は国として課題になっている問題解決の労働をしてもらって対価を渡す、という形に変えていくことで、低収入者は無料に近い形で育児や介護が提供してもらえる仕組みができるはず、ということ。

工夫すればいい方法あると思うんですがどうでしょう?

自分の子供や孫がちゃんと暮らせる社会になるように、何とかしたいと思っています。
みなさんの知恵・意見をお待ちしています。

posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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