キャリア研修センター(web本館)
http://career.on.arena.ne.jp/index.htm
に入らない、細かな情報や私の感想等をストックします。
企業、カウンセラー、個人に向けた情報サイトです。
転居に伴い「福岡」から「浦安」に変えました。

2017年04月07日

ジョブカード改善案大募集

ジョブカードはポテンシャルあるけど全然だめで厚労省に提案したい、とこのブログで勝手に言っていたのが2012年の1月末。
http://xn--cckva6n2a9027a6l0c.jp/article/249565382.html
http://xn--cckva6n2a9027a6l0c.jp/article/252182885.html
意見を聞かれ新ジョブカードに代りましたが、それでもまだまだうまく使えていない。
国民を成長させるツールとしてどう変えれば(変えるより名前変えて作り直した方が早いといういう意見もありますが)公的に意見を言える場をもらっています。

今ジョブカード(新ジョブカード)の不満がある方や改善策をお持ちの方、是非ご意見を頂ければと思っています。国民の成長支援施策へのご意見でもよいです。

個人的には「全部書かないとダメ」というルールを「自己理解を深める道具なのだから一部利用でよい」や、「クライアントがデータ保持でカウンセラーは持ってはいけない」を「本人了解でデータ共有可」に、キャリアマトリクスにあったような簡易アセスメントを補強、細かすぎる能力要件をもっと絞り込んで日本の国際競争力向上の基礎コンピテンシー(コンピテンシーはビジネスでパテント上使えないなら能力要件)をまとめてそれを固める「高め方」をキャリアコンサルタントの企業領域に教育等考えています。
皆さんの意見を国の施策に反映するチャンスです。
アイディアある方はご意見ください。
よろしくお願いします。。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業:キャリア施策事例総論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

閃いたこと

先日キャリアカウンセリング協会のトレーナー勉強会(毎月講師は定期的に学習し、欠席した人はビデオで見れるようになっている)で、「これまではカウンセリングについてに学習中心であったものを更に学習内容を追加し拡充することや先輩講師の技術伝承を強化する」という方針発表があった翌朝未明、「あ、そうか」と閃くことがありました。

私はカウンセリングを「共同作業」として説明しています。でも一方で、本当に共同でないとダメなの?と言えば、ゲシュタルト両方のパールズなどは共同でなくクライアントの自己理解が進めばよいと考えているように感じています。
気になっていたのは「(カウンセラー関係なく)クライアントが解決」でもよいのか、「共同作業として一緒に解決」なのか。

振り返ってみると、技術伝承で先輩のトレーナーに「ぜひこういう面を更新に伝えてほしい」という話をしていたから。シナプスが夜に無意識につながったのだと思います。

閃いたことは「いくら個人でできたと言ってもそれは頭打ち。自分の経験知識感性だけでなく他者のものも取り込めた方がより良いものができる」ということ。
だから(ここからが本題です)
「自分で解決」は解決できないよりマシだけれどもっとよい解決策がある。
「カウンセラーと共同作業で解決」も独りでやるよりはマシかもしれないけれどそのカウンセラーがベストである可能性は現実には高くない。
「カウンセラーとの共同作業を体験することを通して、他者を巻き込みよりよい解決ができる人間になること」が大事なんだ。共同作業でやったと言ってもカウンセラーが一方的におんぶにだっこしたのでは他の人を巻き込めない。

少なくとも「解決」のプロセスはきっとそうなのだろうなと自分で整理できました。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 13:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記(春秋) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月19日

東北の方向け:盛岡で4月29日30日と勉強会実施します

確定申告やら新しい研修やらと忙しく、ホームページと登録されている方へのご案内まで実施したものの、このブログへの案内をすっかり忘れていました。
ブログで情報収集されている方、申し訳ありません。

キャリアカウンセリングの勉強会はどうしても東京中心で、地方であっても仙台止まり。盛岡では学習に機会が非常に少ないし、東京まで勉強に行くとコストも時間も首都圏の人に比べて負荷が大きい、ということで昨年に引き続き盛岡でゴールデンウイークに勉強会を実施することにしました。
http://career.on.arena.ne.jp/
キャリコン指導の基礎1日コースと、通常の学習ではあまりやらないノンバーバルと問題把握をもう一段深く練習するコースです。

東北地区で興味ある方は是非ご参加ください。

通常は春秋ネットに同報した後数日でブログにアップするのですが、今回は大幅に遅れて申し訳ありませんでした。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア研修センターイベントのご案内等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サビカスのカウンセリングマニュアル

10年以上前から注目していたサビカスですが、内容については渡辺三枝子先生も「新版キャリアの心理学」に一部紹介されている程度しか日本では認知されていませんでした(外見は知らない人は全く分からないと思いますがカビゴンみたいな体格の方です)。ところがここ数年で1級技能士の試験にも数回出題され、著作も翻訳されて学びやすくなりました。ホランドにもスーパーにも学び統合している、現代アメリカキャリアカウンセリング界の第一人者です。
技能検定2級(熟練レベル)まで合格して、キャリアカウンセリングって何なのか?今やっているやり方って本当にこうじゃないといけないのか、等悩み始めたら(守破離の破の段階になったら)サビカスの「ライフデザイン・カウンセリング・マニュアル」(サビカス著2000円+税)を読んでみるのも刺激になると思います。
全部で114頁で薄い上に、「マニュアル」でどうすればよいか、型が明確に書いてある。
「自分から自由に語れるように関係構築重要」「自己理解重要」「プロセス重要」「目標の共有(共構成と言う言葉を使っている)」と重視する部分は国家資格や技能検定と変わらないものの、具体的やり方が随分違う。
導入はともかく、「自己理解」をどうやって深めるか、でいうと、枠を提供し、質問を中心にクライアントの考えさせ、それをカウンセラーとの対話を通して再構築していくという、「カウンセリング」というよりも「1対1研修」のような手法を紹介している。
例えば「少年少女時代に誰を尊敬していましたか?。スーパーヒーローや漫画やテレビのキャラクターでもよいので、苑火とのことを教えてください」のような質問でロールモデルを把握し自己理解を深めます。
「何の雑誌をいつも読んでますか?その雑誌のテーマや内容を教えてください」
「幼いころの思い出は何ですか?3-6歳までに起きたことについて3つのストーリーを聴かせてください)
等どういう内容の自己理解を深める為にどういう質問をし、更にどういう追加質問をするか等細かく書いてあります。

「技能検定2級(熟練レベル)まで合格して」と、検定終わった後に勉強したら、と書いたのは、このマニュアルのまねを下手にすると資格試験には落ちるから。カウンセラー側の行為の枠が先にある分、(サビカスは官益性が重要と説明しているにもかかわらず」やることに囚われてクライアントの話しや気持ちを聴けなくなる。
しかし、クライアントへの価値を大きくする、と言う視点で考えると、資格が一息ついたなら幅広く学んでほしいと考える。
(以前はゲシュタルトセラピーのパールズが「グロリアと3人のセラピスト」でやっている面接をみてカウンセリングとは何か視界を拡げてもらう事を考えてたが、「グロリアと3人のセラピスト」はビデオが高く違法コピーで勉強するのも問題がある上キャリアカウンセリングではないので、サビカスのこのマニュアルを薦めたほうがキャリアカウンセラーの学習には良いかと方針修正した)

本の紹介でした。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリアカウンセラー:必要な能力・知識・資格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

非正規雇用の不利益について

数件非正規雇用の不利益についてキャリア支援をされている側の方から悲鳴のようなメールを頂きましたのでコメントします。
正社員優遇で、正社員ばかりを守り優先するのはおかしいし、納得いかないとの趣旨です。

まず非正規、正社員ではない働き方として「専門職」としての働き方と、多様性の中「自分から非正規を選ぶ」(例えば子育てや介護や趣味等の都合)働き方と、「正社員を目指すけれど手に入らず非正規」という働き方と、があると思います。

キャリアカウンセラーも本質的には専門職で、基本的には自営業です。専門性が高く、学び続け時代に適応しない限り仕事はない。
私も括りでいうとここで、正社員ではなく、日雇いや時給で働いています。でもそれは専門職の宿命です。社会に必要な専門領域で、高い専門性を維持できれば、仕事も収入も継続されます。
自分から非正規を選ぶケースもあります。正社員だけが人生ではなく、他に優先したいものがあれば選択肢は広い方が良い。(今は良くても年齢が高くなった時に悪い場合もありますが)個人の選択。
問題は「正社員を目指すけれど手に入らず非正規」の場合。
同一労働同一賃金が徹底すれば本来大きな問題にならないはずだけれど
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html
日本はOECDから「正規・非正規間の保護のギャップを埋めて、賃金や手当の格差を是正せよ。すなわち、有期、パート、派遣労働者の雇用保護と社会保障適用を強化するとともに、正規雇用の雇用保護を緩和せよ」と勧告される程、正社員の雇用を優先させている経緯がある。
安倍内閣でも同一労働同一賃金に旗を振っているけれど、現実にはまだ差別が存在する。

世界で言うとオランダが同一労働同一賃金で成功した国。
http://xn--cckva6n2a9027a6l0c.jp/article/120401086.html
各国真似をしているけれどうまくいってない。

さて、正社員と非正規との格差への対応について。
今後縮小はしていきますが、差がなくなることは現実は難しいと思います。
しかし益々変化が激しい社会になり、AI(人工知能)等の発達により、正社員なら安全ではなく、正社員でもいつ雇用を失うかわからない時代になるでしょう。
平等でないことへの不平不満を言うよりも、専門職を目指すのか、小さな会社でもよいから正社員を目指すのかどちらかをやっていくのが個人の選択としては現実的だと思います。同一労働同一賃金を個人が社会を動かして実現しようとしても相手が多すぎて直ぐには動かない。
非正規は搾取されている、悔しい、という気持ちを理解した上で、選択肢は以下のものを考えます。
1)現実を受け止め、以前よりも改善されている事実に目を向ける。
(平等でなければおかしい、という前提が怒りや悔しさを大きくします。ここを弛めれば感じ方が変わる)
2)得な立場である正社員への転職を努力する
(正社員の方が守られている現実があるので、損な側から得な側に移る。立場を変えると、今の施策は正社員の立場を弱くする施策なので反対したくなるかもしれません)
3)専門性を高め専門職の道を目指す(変化の時代正社員よりも良いかもしれません)
4)グループの単位で考える(独りで考えると損だけでも、世帯や親子で考えればプラスマイナスで差は小さくなります)
5)社会を動かしオランダのような社会を目指す運動を活性化する(望ましいのだけれど、正社員側からすると既得権を失う痛みがあり大きな抵抗があります)
6)不平不安を周りに吐き続け不満を言うことでストレス発散する(周りは毒を受けるだけなのであまり良い結果になるとは思えません)

日本の社会全体としてはグローバルな流れの中、「同一労働同一賃金」にあわせ「正社員の解雇をしやすくする」流れです。
景気の波で会社の仕事が減った場合、これまでは国が助成してその企業に留めていましたが、今はそこで余剰の人材を人が足りない成長企業に移転することを支援する方向性(でも景気が悪い時は出すニーズ中心でとるニーズが小さいのでバランスとれないのですが)。
正社員だから安心ではなく、正社員でも転職せざるを得ない可能性がまずます高くなり、その時に満足できる仕事に就くには自分の能力を高め、信頼ネットワークを広げてお必要がまずます高くなります。

AIの時代、創造的な仕事をしている人、改革改善できる人、身体を使って複雑な仕事をしている人は安全ですが、変化の乏しい仕事をしている人はいつ大きな変化が来るか分かりません。
非正規の頑張らないとダメですが、正規だから安心ではないと心に留めて日々精進していきましょう。
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | よくある質問への回答 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

2017年皆様へのメッセージ

2017年を迎えるにあたり、皆様へのメッセージをお送りします。
昨年は国家資格立ち上げに始まり仕事だけでなく個人的なイベントも重なり目まぐるしく1年が過ぎてしまい、ふと見るとブログに4本しか投稿していませんでした。今年は最低でも3倍には増やしたいと思っています。
今回皆さんへメッセージを3つ送ります。
その1。国家資格について。
別に国家資格がなくても実力があればよいという考えがあるし、私自身も資格だけ取っても下手では意味がないと思っていますが、国の方向性は「キャリア支援をする上での最低限」と段々置いていくようです。ジョブカードも今は国家資格持ってなくてもよいけれど、方向としては*年までに保持しないとダメとする可能性大。
ハロワで働いている人が代表ですが、保持しないとリスク高いです。
民間でも国の許認可の人材サービスで働いている人はも国の指針でいつ保持が推奨から認可条件に強まってくるか分かりません。方針変わると会社から「すぐとれ」と言われる可能性ありますが、試験結構大変です。資格まだの人は、早めに準備をしないとけっこうリスクあります。
その2.企業でのキャリアコンサルタントの拡大について。
今回の国家資格化の需要予測では企業が大幅に伸びるという試算になっており「眉唾眉唾」という意見も随分聞かれました。
しかし、国の方針関係なく、アメリカから、生産性向上のために「キャリア支援を」という波が今後本格的に押し寄せてきそうです。
アメリカではトップ企業では既に、短期成果主義の見直しとして「キャリアをベースにした本人の成長支援」に切り替わる動きが出ています。
ジャックウエルチに代表されるGEのハードな短期成果主義(強いリーダー、厳密に査定し、下位を排出することで組織を強くする)が修正され始めている、という情報は入っていたものの、十分具体的な話は広まっていませんでした。昨年11月末GEジャパン社長の熊谷昭彦氏が「GE変化の経営」を出版し、事実「個人の成長」に軸足を移し、それが企業の競争優位性を上げるうえで必要な施策と認識していることがはっきりしました。
厚労省のキャリアコンサルタントの企業での予測をした方がアメリカの動向をご存じだったのかもしれませんが、「生産性向上」の手段として「キャリア」が本当に入り始めると思います。
実際私も(別にアメリカの真似ではないけれど)今年初めに「ただの目標設定ではなく個人が本気で向き合える目標設定できるようにマネジャーの教育したい」と純粋企業サイドニーズでのキャリアの要素の研修を依頼されています。
今の短期成果主義は成果を上げるのに十分役に立っていないという認識が進んでいます。企業が成果を上げるためには、社員がモチベーション高く、お互い強みを発揮し助け合いながら、ひとりひとりが成長することが重要。他人と比較してABCをつけてずっとA以外の人のやる気を落とし、チーム内で査定を分布させる運用をするから周りの人と助け合わず自分だけに閉じこもって仕事をし、成長よりも目先のことで日々を過ごす。
これではダメだと皆気が付いているのに、グローバル競争に勝つにはこれでなければと思考停止。アメリカでは変なら変えれば、と素直に修正されているのです。
日本人からすると新しい方針の方がしっくりきます。これまでの短期成果主義の方が違和感あった。しかし、急には変わらないし、それができる人材も少ない。成長支援なのでOJD(仕事を通した成長)ができるような支援者が求められる。
メッセージは「企業で生産性向上目的のキャリアこれから拡大しますよ」でも「成長させられないキャリアコンサルタントには仕事は行きません」ということ。皆さんも成長してください。
その3。キャリア研修センターの活動について
東京地区は良い指導者もおり、情報も入りやすく学習にはあまり困っていないと思っています。
しかし地方にはなかなか変化が正しく届いていない。
途中に人が解すことで3割落ちると考えると、東京では1人程度で7割伝わるにしても、地方だと伝わっても2人3人介在し、0.7×0.7=約5割。0.7×0.7×0.7=3.5割しか届かない。
地方を回って底上げしたいと思っています。
基本的には10人程度集めて頂ければ、交通費等なく東京と同じ料金で研修実施してます(とはいえ、土日の空きがなくて中々実施できないのですが)。ネットでの情報提供に加え、地域巡礼も今後やりたい領域です。
少しずつしか実施できませんが、前向きに考えていますのでよろしくお願いします。
今年もよろしくお願いします。
キャリア研修センター 田中春秋・洋子
posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 12:03| Comment(1) | TrackBack(0) | キャリアカウンセラー:必要な能力・知識・資格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月13日

問題について

コメントに1級論述の「問題は何か何か」の根拠の書き方が分からないと質問がありました。
問題について正しい理解がされていないと気になっているので、この機会に書きます。

まず、クライアンが訴えている問題を把握する際に、問題状況と問題とが違うことが理解されていません。
例えば、上司が嫌な人、労働時間が長い、転職出来るか自信がない、は問題状況。
2級技能検定だと問題状況までしか分かっていなくても合格している様に思いますが、ここで止まってはいけません。
ここで「だから何が問題?」と踏み込んで行かないと面談は進まない。
踏み込んでクライアントと共有したものが「クライアントが訴えている問題」
クライアントが訴えている問題を判断する根拠が問題状況であり、そこから導いた仮設への反応です。
問題状況を問題と誤解して根拠を書こうとすると「クライアントがそう言ったから」程度しか書けません。

「クライアントの問題は何か?」はクライアントが訴えている問題ではありません。
クライアントは自己不一致しておりずれています。クライアントの認知がずれていたり、情報が足りない等しばしばあります。
カウンセラーとして問題を把握する。

この両方をあわせて、どの問題に焦点を当てるとクライアントが前向きな変化をすると予測しますか?が「クライアントの問題は何か」の答え。その予測は論理的に推論されているかのチェックのために論述では根拠をきいている。
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posted by キャリア研修センター浦安 by田中春秋 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | よくある質問への回答 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする